OKRAのあれこれ

マンホール・路上観察などをごちゃごちゃと...

練馬区、貫井川暗渠を観察してきました(1)

テスト前なのでいらないことばっかりしてます。

f:id:iamokura:20181027152415j:image

近所にある貫井川を散歩してきました。

貫井川は、練馬区の南部を南西から北東に向かって流れる全長約4kmの川で、現在は全ての区間が暗渠になっています。

 

流れのよくわからない上流

貫井川の源はいまいちはっきりしないようですが、だいたい練馬区石神井5丁目(地図上①)あたりのようです。ここから新青梅街道に合流するのですが、今ではその痕跡はほとんど分かりません。地図上①から③にかけてのルートは間違っている可能性大です。ご存知の方いたら教えてください。

貫井川の源らしき地点の北に、「こまどり遊園地」という公園があります(②)。ここは現在工事中で、来年の3月ごろに「下石神井五丁目公園」として新たにオープンするようです。

f:id:iamokura:20181027154238j:image

川の上流近辺にある公園、というと水源がありそうな気がしますが、工事現場には大したものは見つかりませんでした...

 

f:id:iamokura:20181027154425j:image

石神井5丁目、メルセデスベンツのあたり(③)で貫井川は新青梅街道から離れ、北東に進路を変えます。ここからは流路がはっきりしているので辿りやすいです。最初の方は車道として使われています。

f:id:iamokura:20181027160252j:image

道の左端、マンホールのある筋が暗渠のようです。

東京都下水道台帳(http://www.gesui.metro.tokyo.jp/contractor/others/daicyo/index.html)によれば、この先下石神井小学校のあたりで、暗渠を流れる下水道の向きが逆転しています。さらに下石神井小の前で折れ曲がる地点では、そもそも下水管がつながっていません。貫井川暗渠は元のルートでは流れていないようです。残念

車止め出現

f:id:iamokura:20181027161418j:image

石神井小を超えたあたりで道が狭くなり、車止めが出現します。練馬区の暗渠に特徴的な「水路敷」のペイントも登場。いよいよ暗渠突入という感じです。

 

f:id:iamokura:20181027161906j:image

少し進んだところに馬頭観世音があったので軽く会釈。

このあたりでも暗渠は一旦車道になります。

 

f:id:iamokura:20181027162050j:image

道なりに歩くこと数分で旧早稲田通りとぶつかりました(④)。暗渠が建物と建物の間を縫うように走っています。

 

f:id:iamokura:20181027162341j:image

f:id:iamokura:20181027162406j:image

この近くにあるのが、「喜楽沼」というバス停(⑤)。

喜楽沼は、1960年代に作られた釣り堀の名前のようです。昭和53年のこの辺りの航空写真には、南が丘中学校の西側に大きな3つの釣り堀が存在する様子がみられます。しかし平成4年のものでは釣り堀は1つを残して宅地化されてしまっており、平成13年のものでは完全に消滅していまっています。今では、喜楽沼の面影はバス停の名前に名前が残っていることぐらいしかないようです。 

 

f:id:iamokura:20181027164147j:image

暗渠は南が丘中の南西部分に沿って進みます。このあたりは、昭和38年の航空写真では現在の南が丘中を横切るような形で進んでいるので、南が丘中の開校(昭和54年)と同時期に流路変更が行われたものと思われます。

 

f:id:iamokura:20181027164253j:image

南が丘中学校を超えるとすぐに環八通りに出ます(⑥)。

 

f:id:iamokura:20181027164800j:image

f:id:iamokura:20181027164814j:image

伊藤園の倉庫でセールをやっていたので1日分の野菜を半額で買いました。セールに弱い。

 

f:id:iamokura:20181027164940j:image

暗渠はサミットの裏を通っていきます。

続きは次回。