OKRAのあれこれ

マンホール・路上観察などをごちゃごちゃと...

練馬区、貫井川暗渠を観察してきました(2)

 続きです。

iamokura.hatenablog.com

 

今回は地図上の⑦から。

環八通りを超えてからはひたすら車止めや水路敷ペイントのある道を通っていきます。

 

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橋があったんだろうなあ、という場所が何ヶ所もありました

 

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石神井東小前(⑧)には明らかに橋の跡と思わしきコンクリートが残っていましたが、小学生の下校時間と重なり写真が撮れず。まだ不審者にはなりたくない。

 

石神井東小を超えるとすぐに西武池袋線の高架と交差します。このあたりの貫井川暗渠は、南田中三丁目と富士見台二丁目の境になっています。

 

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西武線と交差する直前に貫井川唯一のコンクリート蓋暗渠がありました。今は酒屋さんの物置と化してしまっています。

 

西武線が高架化されていない時代には、貫井川に橋が架かっていたようです。今では高架下に貫井川の痕跡をみつけることはできず、地下の下水道も途切れてしまっています。

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↑ 東京都の下水道台帳(http://www.gesuijoho.metro.tokyo.jp/semiswebsystem/TspAgreementWeb.aspx)より。暗渠は南西から北東の方向に向かっていますが、下水道は全然違う方向に繋がっています。

 

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西武線を超えると、暗渠は都営練馬富士見台アパートの東側の小道になります。

 

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数分進んだところでまた環八通りと交差。ここでも下水道は完全に分断です。

暗渠は一瞬環八の北西に渡ったあと、90度方向転換して再び環八を渡って東進。

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たじま児童遊園(⑩)です。この間の台風で桜の木が折れてしまい、伐採されていました。

暗渠はこの辺りで南に方向を変えます。

 

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貫井橋(11)。目の前の交差点で貫井川本流は左に方向を変えます。右からは千川上水方面からの支流が合流します。

ここから下水道は支流方面から来た貫井幹線になり、石神井川を超えて練馬幹線と合流、最終的には板橋区の新河岸水再生センターに向かいます。

 

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貫井中学校の横に、貫井川緑地がありました(12)。このあたりには昔「貫井池」という池があったようで、昭和22年の航空写真には湿地らしきものが確認できます。

貫井池は貫井川の名前の由来となった池で、この地の住民が水不足で苦しんでいた時に、弘法大師が訪れて杖で地面を叩くと、そこから水が湧き出てきた、という伝承が残っています。

 

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かつての流路を思わせるようなコンクリートが埋め込まれています(13)。川があった頃の遺産なのでしょうか?

 

ここから先、暗渠は「貫井川緑道」として整備されています。貫井川緑地と間違えそうな名前ですね。

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すぐに目白通りと交差します(14)。周りには円光院というお寺があります。円光院というお寺をを超えたあたりで下水道の貫井幹線(合流)は東の方向に分かれていきます。

 

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貫井川がつくったと思われる谷の地形です。下流になるとそこそこの流量があったものと思われます。

目白通りを超えるといよいよゴールの石神井川が近づいてきます。このあたりになると貫井川はいくつにも分岐します。向山四丁目の道は半分くらい暗渠であると言っても過言ではないレベルです。

 

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住宅街を抜けると急に石神井川が姿を現し、貫井川はそこに繋がっています(15)。現在石神井川に注いでいる水はもちろん合流の下水道ではなく、円光院の裏から登場する雨水管です(これも貫井幹線)。

石神井川はその後東へ向かい、北区堀船で隅田川に注ぎます。板橋区石神井川周辺には氾濫原が多く残っているようなので、今度行ってみたいと思います。