国立市のマンホール 国立市章のバリエーションを楽しむ会
東京都国立市は、全国の市の中でも4番目に小さな市ですが、その割にはそこそこの種類のマンホールが存在します。
その多くに国立市章が入っているのですが、蓋によって微妙にそのデザインが異なっています。
これが正式な国立市章。(国立市の概要/国立市ホームページより抜粋)
この市章は市内の彫刻家、関保寿さんの作品で、国立町時代から用いられており、1967年の市制施行時に正式に市章に制定されたようです。込められた意味はというと、
国立市のマークは、梅の花です。五弁の花びらをあしらったこの市章は、いろいろな意味をもっています。二重の外側は、「国」のかまえを表し、内側は、「立」と文教の「文」を示し、図案全体で世界五大州の意味も含んでいます。
(国立市の概要/国立市ホームページより)
らしいです。梅は分かりましたが、さすがに世界五大州は言われないと分かりませんでした。
この国立市章、ちゃんと正確に描き方が決まっています。
作図方法
国立市章に限らず、シンボルマークの類は正確に作図方法が決まっていることが多いようです。
この市章がマンホールになるとどうなるのでしょうか?
許容範囲。正式なものより曲線がキツい気もしますが、まあ合格でしょう。
これも許容範囲。水道の蓋のには「水」の字を模したマークが入る場合があります。
入らない場合もあります。
悪くはない。カーブのゆるさ的にはさっきの蓋より再現度が高いです。でも花びら2枚の線の太さが違いすぎる!
ほぼ完璧だったのに非常に残念です。これはこれでアリではあるんですが...厳しめの採点です。
怪しい。最初の画像と見比べてください。さすがに曲線がきつすぎる気がします。100点中60点といった所でしょうか。
評価しづらい。ここまで見てきた通り、国立市章は花びら二重だったはずですが、この蓋には一重しかありません。
水道マークが入っている時点で周りのマークが市章である保証はないとはいえ(水道のマークと市章が違う市町村も結構あります)、これはどうなのか。
というかさっき水道マークが入ってて花びら二重の蓋もあったし。
もしかしたらメーカーのミス?
次の蓋がこの記事のオチです。
絶対に許さない。もう一度正式なマークを見返してください。これは同じマークって言っていいのか。一瞬天理市章みたいに見えてしまいました。
これらの蓋から、マンホールに描かれる市章は割とラフだということがわかります。
他の市町村でも、よく見てみると微妙におかしい柄のマンホールが見つかるかもしれませんね。