OKRAのあれこれ

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2018年 個人的マンホール蓋10選

2018年も残すところあとわずか。

今年撮影したマンホールの蓋は約2000枚でした!

その中から、個人的に印象に強く残っている蓋を10枚紹介します。

 

香川県土庄町 町章くっつけ蓋(9月)

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 四国旅行で小豆島に行った時に見つけたマンホールです。真ん中の町章が異常に盛り上がっているのと、町章の周りにある謎の矢印が高松市のマンホールに入っている紋章に似ていることから、高松市のマンホールの上に土庄町章が描かれたプレートを貼り付けた蓋だ、という説を立てました。

この間、同じような状況になっているマンホールを茨城県東海村でも見つけました。

 

 

②水道泥吐室の(越境)蓋 萌え点付き(10月)

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埼玉県朝霞市、県立朝霞高校の脇にあったマンホールです。泥吐室の蓋で、東京都の紋章が入っている越境蓋です(「東京都水道局朝霞-上井草間送水管路第2号調圧水槽」の近くにあるので、正確には越境蓋ではない気がしますが)。

「吐」の字の右上に萌え点が付いているのがわかります。

当時は「萌え点」という言葉を知らなかったので、なんか変な点が付いたマンホール見つけた!、とかなりテンションが上がったものですが、いざ調べてみると他にも様々な例があることが分かります。こういった用語について知ることで、萌え点、という新たな視点が加わり、さらにマンホール探索が楽しくなりました。

 

 

③神奈川県山北町にあった愛川町の越境蓋(8月)

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御殿場線に乗って神奈川・静岡のマンホールを探索しに行った日に見つけたマンホールです。山北駅前の公園にありました。

山北駅は神奈川県山北町にあるのですが、この蓋の中心に描かれているのは神奈川県愛川町の町章です。今年は越境蓋をたくさん見つけることができましたが、このような蓋が存在することを知るきっかけになったのはこのマンホールです。

 

 

荒玉水道 泥吐室(7月)

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古いマンホールの蓋、いわゆる「骨董蓋」に興味を持つきっかけになった蓋です。

家の近所に珍しいマンホールないかなあ、と色々探していたところ、どうやら沼袋の駅前(中野区)に古い蓋があるらしい、という情報を手に入れてわざわざ探しに行った、というマンホールです。

荒玉水道は、大正中期から昭和中期にかけて、今の23区西部あたりに水道水を供給していた企業でした。今でも当時のマンホールが都内の何箇所かに残っています(同じような水道事業者の中では比較的残っている枚数の多い企業のようです)。

 

 

⑤電防の蓋 手書きバージョン(8月)

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神奈川県川崎市鶴見区にあった電防の蓋です。電防は「電気防食」の略で、配管の中に電気を流すことで腐食を防ぐ、というものです。

鶴見には様々な会社の社名が入った電防の蓋があったのですが、この蓋は明らかに手書きで文字が書かれています。しかも結構下手。なかなかなホラー具合の蓋です。

 

 

⑥所沢の六端十字型萌え点(11月)

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埼玉県所沢市にあった仕切弁マンホールです。この蓋にも「弁」の字のところに萌え点が入っています。「弁」のタテ画にまたがるように打たれたこのタイプの萌え点は「六端十字型」と分類されています。

11月にこの蓋を所沢で見つけるまでは、六端十字型は1枚も発見したことがなかったのですが、ここで六端十字型の存在を知ってからの1ヶ月でもう3枚見つけた、というのもなんとも面白い話だと思います。

 

 

⑦明らかにおかしい国立市(12月)f:id:iamokura:20181229223752j:plain

国立市のマンホールはかなり熱心に集めている方ですが、その中で中央に描かれる国立市章の形状にバリエーションがあることに気づきました。その中でもこの蓋は、もとの市章からの乖離が大きすぎます。もはや同じデザインとは言えないのでは?

 

 ⑧東京都章入り甲止栓(11月)

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マンホールナイトの翌日、矢口水道調査会に行った時に東京都大田区で見つけたマンホールです。周りのトゲトゲが短いタイプの東京都章の中に「甲止」の文字が入っています。なかなかのレアものらしいです。

細道の横にあるアパートの廊下部分で見つける、という我ながらファインプレーな発見方法でした。

 

 

⑨所沢の変なJIS型マンホール(11月)

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⑥の仕切弁と同じ日に見つけたマンホールです。一見なんの変哲もないJIS型マンホールなのですが、内周の線の入り方が一般的なJIS型と異なります。所沢市内はそこそこ歩いているつもりですが、この1枚しか見つけたことがありません。これもそこそこのレアものだと思います。

 

 

練馬区章入り桜蓋(11月)

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今年1番の蓋はこれでしょう。

東京23区でよく見られる桜のデザイン蓋の中央、普通なら「東京・下水道」の文字か4つのキャップが入るはずのスペースに練馬区章が入っているという珍しいマンホールです。

桜蓋の中心に別の紋章を入れる、というパターンの蓋は東京工業大学にもあるそうですが、区章が入っているタイプは今のところこれが唯一なのでは?と鼻高々な気分になっています。

 

 

2018年も残りあと少し。2019年はどんなマンホールとの出会いがあるでしょうか?とても楽しみです。

 

皆さま良いお年を。