OKRAのあれこれ

マンホール・路上観察などをごちゃごちゃと...

香川県土庄町 加工されたっぽいマンホール

プロフィール画像に登録しているマンホールです。9月上旬に小豆島に旅行に行ったときに撮影しました。この蓋は、土庄町役場の近くにあります。世界一狭い土渕海峡のすぐそばです。

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土庄町は、小豆島の西半分と周辺の島からなる香川県自治体です。土庄町は汚水処理人口普及率が31.9%(2013年)と低く、マンホールの数も少なめです。

この蓋は内側8分割・外側12分割の正調名古屋市で、中央に土庄町の町章が入っています。これがなんか怪しい。

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中央が謎に盛り上がっています。その周りには矢印(土庄町章には矢印はありません)。町章部分だけあとで貼り付けた?

 

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怪しいマンホールのすぐそばにあったマンホールです。これも名古屋市型ですが、中央の紋章が上のマンホールと違います。これは高松市のマンホールです。高松市のマンホールに入るマーク(市章や下水道局のシンボルマークの類ではありません )の周りには、上の土庄町章の周りにあったのと同じ矢印が。

おそらく、あの土庄町章入りマンホールは、高松市名古屋市型マンホールの上に土庄町章の入った鉄板をあとで貼り付けているものだと思われます。こういうこともあるんですね。

 

おまけ

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土庄町のデザインマンホールの柄は、映画「二十四の瞳」とオリーブです。二十四の瞳は見たことないのでよく分かりませんが、オリーブはとても美味しかったです。

デザインマンホールは土渕海峡沿いの道にはなく、土庄町役場の裏手に行かないと見つからないので注意が必要です。

練馬区、貫井川暗渠を観察してきました(2)

 続きです。

iamokura.hatenablog.com

 

今回は地図上の⑦から。

環八通りを超えてからはひたすら車止めや水路敷ペイントのある道を通っていきます。

 

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橋があったんだろうなあ、という場所が何ヶ所もありました

 

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石神井東小前(⑧)には明らかに橋の跡と思わしきコンクリートが残っていましたが、小学生の下校時間と重なり写真が撮れず。まだ不審者にはなりたくない。

 

石神井東小を超えるとすぐに西武池袋線の高架と交差します。このあたりの貫井川暗渠は、南田中三丁目と富士見台二丁目の境になっています。

 

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西武線と交差する直前に貫井川唯一のコンクリート蓋暗渠がありました。今は酒屋さんの物置と化してしまっています。

 

西武線が高架化されていない時代には、貫井川に橋が架かっていたようです。今では高架下に貫井川の痕跡をみつけることはできず、地下の下水道も途切れてしまっています。

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↑ 東京都の下水道台帳(http://www.gesuijoho.metro.tokyo.jp/semiswebsystem/TspAgreementWeb.aspx)より。暗渠は南西から北東の方向に向かっていますが、下水道は全然違う方向に繋がっています。

 

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西武線を超えると、暗渠は都営練馬富士見台アパートの東側の小道になります。

 

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数分進んだところでまた環八通りと交差。ここでも下水道は完全に分断です。

暗渠は一瞬環八の北西に渡ったあと、90度方向転換して再び環八を渡って東進。

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たじま児童遊園(⑩)です。この間の台風で桜の木が折れてしまい、伐採されていました。

暗渠はこの辺りで南に方向を変えます。

 

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貫井橋(11)。目の前の交差点で貫井川本流は左に方向を変えます。右からは千川上水方面からの支流が合流します。

ここから下水道は支流方面から来た貫井幹線になり、石神井川を超えて練馬幹線と合流、最終的には板橋区の新河岸水再生センターに向かいます。

 

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貫井中学校の横に、貫井川緑地がありました(12)。このあたりには昔「貫井池」という池があったようで、昭和22年の航空写真には湿地らしきものが確認できます。

貫井池は貫井川の名前の由来となった池で、この地の住民が水不足で苦しんでいた時に、弘法大師が訪れて杖で地面を叩くと、そこから水が湧き出てきた、という伝承が残っています。

 

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かつての流路を思わせるようなコンクリートが埋め込まれています(13)。川があった頃の遺産なのでしょうか?

 

ここから先、暗渠は「貫井川緑道」として整備されています。貫井川緑地と間違えそうな名前ですね。

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すぐに目白通りと交差します(14)。周りには円光院というお寺があります。円光院というお寺をを超えたあたりで下水道の貫井幹線(合流)は東の方向に分かれていきます。

 

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貫井川がつくったと思われる谷の地形です。下流になるとそこそこの流量があったものと思われます。

目白通りを超えるといよいよゴールの石神井川が近づいてきます。このあたりになると貫井川はいくつにも分岐します。向山四丁目の道は半分くらい暗渠であると言っても過言ではないレベルです。

 

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住宅街を抜けると急に石神井川が姿を現し、貫井川はそこに繋がっています(15)。現在石神井川に注いでいる水はもちろん合流の下水道ではなく、円光院の裏から登場する雨水管です(これも貫井幹線)。

石神井川はその後東へ向かい、北区堀船で隅田川に注ぎます。板橋区石神井川周辺には氾濫原が多く残っているようなので、今度行ってみたいと思います。

練馬区、貫井川暗渠を観察してきました(1)

テスト前なのでいらないことばっかりしてます。

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近所にある貫井川を散歩してきました。

貫井川は、練馬区の南部を南西から北東に向かって流れる全長約4kmの川で、現在は全ての区間が暗渠になっています。

 

流れのよくわからない上流

貫井川の源はいまいちはっきりしないようですが、だいたい練馬区石神井5丁目(地図上①)あたりのようです。ここから新青梅街道に合流するのですが、今ではその痕跡はほとんど分かりません。地図上①から③にかけてのルートは間違っている可能性大です。ご存知の方いたら教えてください。

貫井川の源らしき地点の北に、「こまどり遊園地」という公園があります(②)。ここは現在工事中で、来年の3月ごろに「下石神井五丁目公園」として新たにオープンするようです。

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川の上流近辺にある公園、というと水源がありそうな気がしますが、工事現場には大したものは見つかりませんでした...

 

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石神井5丁目、メルセデスベンツのあたり(③)で貫井川は新青梅街道から離れ、北東に進路を変えます。ここからは流路がはっきりしているので辿りやすいです。最初の方は車道として使われています。

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道の左端、マンホールのある筋が暗渠のようです。

東京都下水道台帳(http://www.gesui.metro.tokyo.jp/contractor/others/daicyo/index.html)によれば、この先下石神井小学校のあたりで、暗渠を流れる下水道の向きが逆転しています。さらに下石神井小の前で折れ曲がる地点では、そもそも下水管がつながっていません。貫井川暗渠は元のルートでは流れていないようです。残念

車止め出現

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石神井小を超えたあたりで道が狭くなり、車止めが出現します。練馬区の暗渠に特徴的な「水路敷」のペイントも登場。いよいよ暗渠突入という感じです。

 

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少し進んだところに馬頭観世音があったので軽く会釈。

このあたりでも暗渠は一旦車道になります。

 

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道なりに歩くこと数分で旧早稲田通りとぶつかりました(④)。暗渠が建物と建物の間を縫うように走っています。

 

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この近くにあるのが、「喜楽沼」というバス停(⑤)。

喜楽沼は、1960年代に作られた釣り堀の名前のようです。昭和53年のこの辺りの航空写真には、南が丘中学校の西側に大きな3つの釣り堀が存在する様子がみられます。しかし平成4年のものでは釣り堀は1つを残して宅地化されてしまっており、平成13年のものでは完全に消滅していまっています。今では、喜楽沼の面影はバス停の名前に名前が残っていることぐらいしかないようです。 

 

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暗渠は南が丘中の南西部分に沿って進みます。このあたりは、昭和38年の航空写真では現在の南が丘中を横切るような形で進んでいるので、南が丘中の開校(昭和54年)と同時期に流路変更が行われたものと思われます。

 

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南が丘中学校を超えるとすぐに環八通りに出ます(⑥)。

 

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伊藤園の倉庫でセールをやっていたので1日分の野菜を半額で買いました。セールに弱い。

 

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暗渠はサミットの裏を通っていきます。

続きは次回。

 

 

埼玉県所沢市 韓流ドラマとコラボしたマンホール


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韓流には全く詳しくないんですが、11月に「マンホール」という韓流ドラマのDVDが発売されるようです。

これを記念して10月から所沢駅西口に特設マンホールが出現しているようなので行ってみました。

 

news.ponycanyon.co.jp

↑ 関連のニュース記事がありました

マンホールと自分の足元が映った写真をTwitterに投稿すると抽選で景品が当たるようですが、さすがにやめときました

マンホールはプレート式のもので、JYJのジェジュンなどの登場人物やドラマ「マンホール」の情報が書かれています。プレート式やプリントシールを採用することでこれまでのデザインマンホールよりもたくさんの情報を掲載できるようになっていますね!

自治体がマンホールを使って広告事業を行うのは所沢市が全国初のようで、所沢市にはこれ以外にも全部で6社のマンホール広告が設置されているようです。

韓流効果でマンホールにももっと注目が集まってほしいところ...

東京都東村山市・東大和市のマンホール

家の玄関を開けるときに間違えてSuicaを出してしまいました

 

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秋津駅新秋津駅を結ぶ商店街にあったマンホールです。

 

このマンホールには、村山貯水池(多摩湖)にある村山下第一取水塔が描かれています。

村山下第一取水塔は、ドーム屋根やアーチ窓が特徴的なネオ・ルネッサンス建築で、東京都の「都選定歴史的建造物」にも指定されているようです。(行ったことないので写真はないです)

 

このデザインマンホールについて特筆すべきなのは、そもそも村山下第一取水塔は東村山市にないという点。たしかに多摩湖の一部は東村山市にかかっていますが、ほとんどが東大和市です。東村山市は何を考えてるんでしょうか。

 

↑  都立狭山公園の中に南北に走っている点線の右側が東村山市、それ以外はすべて東大和市です。惜しいように見えて村山下第一取水塔はガッツリ東大和市のです。

 

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一方、東大和市のデザインマンホールにも村山下第一取水塔を描いたものがあります。これは東大和市駅の近くにあったものです。

東村山市のものと違ってこちらはカラーです。地元の意地というものなんでしょうか?

東村山市も自前のネタで勝負すればいいのに!