木曽旅行 2日目
青春18きっぷを使って、1泊2日の木曽旅行に行ってきました。
↓1日目の記事
今回は2日目です。
6:34 木曽福島
早起きは三文の徳。始発に乗って名古屋方面に向かいます。
7:31 中津川
何気に岐阜県初上陸。いかにもそこそこの地方都市、って感じです。
中津川駅、待合室の看板。こういう細かい所に、国鉄時代のもの(たぶん)が残っているのもとてもいい。
左の蓋に描かれているのは、岐阜の祭「おいでん祭」の中で踊られる「風流おどり」です。風流おどりは、中津川市苗木地区で発見された絵図に描かれていた踊りを再現したもので、1987年にできたものです。意外に新しいですね。
北恵那交通バスを使って、馬籠宿に向かいます。始発なので、自分と彼女以外は誰も乗っておらず(さりげないリア充アピール)。
隣のバスは運転手がサンタのコスプレをしていました(12/24です)が、めちゃめちゃ嫌そうな顔をしていたので写真を撮るのはやめました。
中津川駅から30分程度で馬籠バス停に到着です。
馬籠宿は中山道43番目の宿場町で、山の尾根に作られた珍しいタイプの宿場町です。そのため各建物が傾斜地にあります。
なんとなく京都の清水坂を思い出す感じの坂道です。
ネコがいました。かわいい〜
中腹あたりにある「馬籠脇本陣資料館」に行ってきました。
ここでは馬籠宿の成り立ちや人々の暮らし、ランプなどの明かりの歴史(これが結構面白い)の展示がなされている他、裏庭では江戸当時のまま残る「玄武石垣」が展示されています。
玄武は四神の1つで、北を守る神です。亀に蛇が巻きついた形をしているのが一般的なため、この石垣も亀甲の形をしています。
一番上まで登ったところは展望台になっています。
恵那山(中津川市のマンホールに描かれていた山)をはじめ、自然豊かな木曽地域が見渡せます。めっちゃパンフレットっぽい説明ですね
この時点でまだ朝の9時だったので、人もまだ少なくとても開放感がありました。
馬籠宿周辺の地域はかつては長野県山口村だったのですが、岐阜県との歴史的な繋がりの深さが考慮されて、2005年に岐阜県中津川市に合併されました。越県合併は結構珍しいらしく、46年ぶりのことだったそうです。
マンホールは山口村時代のものが残っていました。
馬籠から妻籠まで歩く強者もたくさんいるようですが、馬籠峠を越えて歩くのはリア充らしくないので優雅にバスを使います。30分程度で着きました。
妻籠宿は、中山道42番目の宿場町で、蘭川の東岸に存在します。全国に先駆けて街並みの保存を行なった地域であり、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
高札場付近。水車が回っていました。
奥には木曽の山々が見えます。
南木曽町が吾妻村だった時代(~1960)の家屋調査済票がありました。この家屋は少なくとも築58年以上であることがわかります。
長野県南木曽町のマンホール。町花のミツバツツジが描かれています。中央の町章は、カタカナの「ナ」をデザインしたものです。正直、長野県章と被っている感がすごいです。
18きっぷを使い、普通列車で移動しているために、そろそろ帰る時間です。再びバスに乗って今度は南木曽の駅に向かいます。
南木曽駅の近くに、蒸気機関車が静態保存されていました。腕木式信号機もあります。
14:44 南木曽発
ここから再び長い中央線の旅が始まります。
16:20 塩尻
2時間弱乗ってもまだ長野県内なのがびっくりです。すでに夕暮れ直前。ここから先の写真はありません。
そのあと、もう5時間中央線に乗り続け、最寄駅についたのは夜10時過ぎになりました。普通列車恐るべし。